古くても新鮮

前々から、
知人にススメられていた場所がありました。

東村山・正福寺。東京都唯一の国宝建造物があります。

そして、

東村山と言えば、うどん。
前々から行きたいうどん屋がありました。

ネットで調べると、
なんと、正福寺のすぐ裏に、目指すうどん屋が。。。

コレは、、、ということで
一昨日の日曜日に行ってきました、東村山。


昼ごろ、車で東村山に到着。
腹が減っては国宝に失礼(?)と、
まず、うどん屋に直行。

野口製麺所。

noguchi-udon.jpg

突然、畑の中に出現。
民家の庭先にありました。

讃岐うどん風で、
「しょうゆうどん」を食す。

茹でたうどんを水で締め、
大根おろしがのり、
好みでだし醤油をかける。
薬味は、ねぎ・しょうが。
(画像はありません。想像を!)

本場の讃岐うどんを食べたことがありませんが、
きっとこんな感じだと思わせるくらい、
おいしかったです。

また、ロケーションものどかで、
ここ東京?、と思うくらい。

ちょっとした、小旅行気分に。


で、国宝。

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(山門の中に見えるお堂)

千体地蔵堂です。

誰もいません。
時より、お墓参りの人が。

静かに、国宝と対峙。

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綺麗です、屋根の反り。

室町時代に建立。
禅宗様仏殿の代表作の一つ、だそうです。

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ということは、このお堂、

室町時代の最先端の現代建築、

ということ。

なかなかこれだけ綺麗な屋根の反りは見られません。
寺社好きでなくても一見の価値あり。

室町の建築でも、
フォルムは
平成の現代でも通用するデザイン。


「古くても新鮮」

昔、美術学校の先生に言われた言葉です。

例えば、
モネの「睡蓮」は、描かれたのは今から100年前ですが、
この現代でも絵画の世界に影響を与え続け、
そして、見る人に感動を与える。

今、影響と感動を与える。
だから「新鮮」。


この正福寺千体地蔵堂も「古くても新鮮」。


国宝と一緒にする気はさらさらありませんが、
私が目指す
そうありたい建築の像です。


『古くても新鮮』