おもてなし

ただ、

お干菓子をお出しするのでも・・・


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何気ないコトです。。。


でも

それができるか、

それに気づくか、

は大きな差。


学ぶことが多い、

京都の鍵善。


黒いテーブル、

黒漆のお皿、

白いお干菓子。


色のコントラスト

白いお干菓子の並べ方

による

見え方や受ける印象。


ほんと、

何気ないコトです。。。

らしさ、らしさ、らしさ

先日所用で行った京都で・・・

くずきり

を食べに行こう、と京都をよく知る人から誘われました。


それが

鍵善。

祇園の四条通に面した、

前から知ってました、入りづらそうなお店だな〜という感じの
言わば、
京都らしい店構え。

ただ、奥に喫茶室があり、
入ると、知っていると普通に行けそうな
それこそ、
京都らしい雰囲気。


いい場所知りました。


そこのくずきり。

漆の器で出てきます。


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京都らしい。

この器ほしい!


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この仕掛け。

なんか作法がありそう!
まわりをキョロキョロ (^_^;


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氷水に浮かんだ

くずきり

を黒蜜でいただく。


暑い夏、


まず

京都らしい雰囲気を感じ、

涼しみ。


目で見て楽しみ、

涼しみ。


食べておいしく、

涼しみ。


ただ単に、

くずきり

をいただく中にも

たくさんのコトを含んでいる。


それが

一番、

京都らしい。

らしさ、らしさ

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犬矢来(いぬやらい)。


有名な祇園のお茶屋さん、
一力茶屋の外壁の足元に巡らされた斜めの柵状のものです。

犬の小便を防ぐための囲いで
傷めばそこだけを取り替えることができ、

最近では、店構えで

京都らしさを演出する際のデザインコード・・・


と思ってました、先日京都に行くまで (^_^;


ところが、

京都の人に聞いたところ、

ひそひそ話を

外で盗み聞きされないためのもの、

だそうです。


京都らしい・・・

一瞬で思いました。


お茶屋さんの前を通ると、

お品書きはありませんが、

のれんが

入口の外側にかかっているところと

入口の内側にかかっているところがあります。


これは、タクシーの運転手さんから聞きました。


内側にかかっているところは、

一見さんお断り

だそうで、

外側にかかっているところは、

一見さんでもいいそうですが、

なんぼとられるかは、わかりまへん・・・

とのことでした (^_^;


らしさは、

時には、しきたり

だったりします。


面倒で窮屈だと思うか、

気持ちよく生活していくためのルールだと思うか。


ただ、

言葉ではない表現

学ぶことは多いです。。。

らしさ

先日、所用で京都に行きました。

夏の京都は、はじめて。
やはり、暑かったです (^_^;

なにか、お土産と思い、人からのオススメで、

鍵善のお干菓子を購入。


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包装。

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木箱でのし。

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「園の賑わい」という名のお干菓子。


むかし祇園祭に
あでやかな女人たちが、
それぞれに装いをこらした
行列「園の賑わい」がありました。

その、うつくしかりし
面影をしのんで、
ゆたかな四季の花ばなを
映し出した京のお干菓子。


だそうです。


〜らしさ、という言葉がありますが、

我が家はいまだに一時、

京の風が心地よく流れます。

毎年のこと

きょうから8月。

毎年、
夏の本番が暦の上でもはじまったな、と思います。

というのも、8月1日は
毎年、実家のお墓がある近くのお寺の御施餓鬼法要があるからです。


御施餓鬼は「おせがき」と読みます。
簡単にいうと、お寺のお祭り、だそうです。


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法要の前の説法によると、

直接のご先祖様のご供養は、何回忌ということで、ご法要を執り行いますが、

御施餓鬼法要とは、

あの世で餓鬼道(がきどう)に落ちてしまった人々を供養するための法要で

その法要に参加された人には徳が返ってくる、

ということだそうです。


じつは、
今回はじめて知りました (^_^;
さらに詳しいことはネットで検索願います。


このお寺には、

実家のお墓があり、また、

本堂の改修、庫裏の増築、水屋の建築など、

普段からお寺全体の建築工事に携わらせていただいて、

尚かつ、社長が総代ということもあって、

毎年8月1日は、社員一同でお手伝いをしております。


わたしは、
法要に参加しているのですが、
法要前の説法を真近で聴いたのは
今回がはじめてでした。


特に今年は、

東日本大震災で犠牲になった方々へのご供養、

という意味もあります。


改めて想います。

「無常」


常に同じ状態は無い。


これも説法の中でのお話です。


悪いこともいいことも

ずっと続くわけではない。

だから、

いまこの時を大切に。。。


夏の少しためになる日、でした。