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2014年08月29日

「家の中にスベリ台が欲しいんです」

立て続けに違うお客さんから要望が出た。スベリ台流行り?!

面白いので即座に
「やりましょう!」と返事。

2階から1階への移動が楽というのが理由で、それもお子さんからではなく、大人からの要望、でも別に階段は付けて、でも狭小住宅、だから面白いかな。。。

お客さんは今マンション暮らしで階段が無い生活だから、日常的な階段の移動に違和感があるのかもしれない。

建築作品にも、公共空間にも、住宅にも斜めの空間を作ったものはたくさんあり、経験もしたが、斜めの移動空間はまだまだ可能性があると思う。

太古の昔、人は素足で野山を駆け巡り、その時はむしろ水平な地面の方が無かったハズ。

人の意識の奥底には、水平ではない地面でバランスを取りながら生活をする能力が眠っている。

その能力を呼び覚まそうと、今は亡き荒川修作さんが養老天命反転地を作り、その住宅版を三鷹に作ったけど、まだまだ可能性があるような気がする。

人の身体感覚と無意識と記憶をつなぐことで新しい空間の可能性があるハズ。

人の記憶が詰まったDNAを検査して、例えば、将来の疾病リスクから、未病のために日常生活はこういう姿勢で送るといいなど、その人の特性に合わせて家を設計することも現実的にはすぐそこまで来ているかもしれない。

建築やデザインは知覚することで判断できるものだけれども、人が知覚できる世界が極一部ならば、それ以外の所に建築やデザインの可能性はあるハズ。

それにしても、スベリ台流行り?!!


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有限会社仲村建築店 代表取締役 仲村和泰

有限会社 仲村建築店
代表取締役 仲村和泰

建築家。現代建築の設計施工が専門。特に東京特有の狭小変形地で建築理論を基にモダンデザイン住宅を設計から施工まで一貫して行い定評。世界中の近代・現代建築を見て歩き調査。コルビュジェ作品は8割調査済み。北欧フィンランドの建築家アアルトについて建築専門雑誌「新建築」でレポート執筆。3割はデザインのプロからの住宅設計依頼。

【略歴】
関東学院大学工学部建設工学科建築系卒業。株式会社像建築設計事務所に入社。その後家業である有限会社仲村建築店にて設計をはじめる。住宅のみならず店舗やオフィスビル、マンションの設計から施工までに一貫して携わる。
2001年 一級建築士取得。
日本建築学会正会員。
東京建築士会会員。