埋没させる

物理的な重なり合いではなく、モノの内部にある一部分がつながり合うことは、その一部分がモノの内部に埋没しているためであり、意識してその埋没状態をつくることができれば、つながりが物理的以外でもつくることができかもしれないと思った。

そのためには、つながり合うモノを見極めて埋没させ、なおかつ、モノは独立した状態で林立することが大事だと思う。

やはり、むずかしいのは埋没させることで、埋没状態は形を消すことになるので、それだけつながりを表す手段が制限される。だから、通常のデザインプロセスではないプロセスが必要になる。

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つながり合い

前に重なり合う面白さをよく考えていた。オーバーラップすることで、それまでは交わることが無かったモノ同士が重なり合えば、それだけで様々な可能性が広がる。きっかけをつくることがデザインになれば面白いと思っていた。

重なりはモノ同士が物理的につくるものだが、最近はモノは独立していて、物理的な重なり合いは無いが、モノの内部にある一部分がつながり合うことがあり、そのとき、様々な可能性が生まれれば面白いと考えるようになった。

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分かりづらい相関

最近、為替に目がいく。円安すぎて海外へ遊びに行きづらいな、などと思いながら、あちらこちらで戦争が起こっているのに「有事の円」は一向に円高にならない、とも思う。昔のように単純には相関しなくなっているのだろうか。

相関といえば、モノの相関が最近複雑に思える。何をもって相関か。一見相関しているように見えなくても、中身が相関している場合もある。ただ、それでは相関しているかどうかが分かりづらい。分かりづらさは謎を生む。その謎が相関を複雑にしている。ただ、単純に相関がわかるよりはモノをより深く知ろうとするかもしれない。探求のはじまりになる。

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ズレ解消

やらなくもいいことなのに、それが必要だと思ってしまう。きっと何かがズレている。大事なモノはそのまま中心に据えればいいが、素直にそれをせずに周辺のことばかり整えようとする。だから、準備は万端だが何も進まない。もっと弱めてみると、何が強いのかがわかるから、強いモノをどうするか。強いモノにはとりあえず遠慮してもらうと、残るのは弱いモノばかり。弱いモノで構成しようとしたら工夫が必要になる。きっとその工夫がズレを解消してくれる。

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時間の違い

過去のモノと現在のモノが混在していたら、時間の違いだけで、そこに強弱が生まれる。ただ、そのときに過去だから弱い、現在だから強いではなく、混在の中で時間の違いに新たな価値を見出したモノが強く、何も変わらなければ弱い、ということである。

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弱いモノの影響

強いモノと弱いモノを混ぜてみると、強いモノに影響されるかと思うが、意外と弱いモノの方が影響が大きい。強い考えとか、強い構築物はそれだけで成り立つから、揺るぎがなく、放っておける。しかし、弱い考えや弱い構築物はそれだけでは成り立つことができないので、何か他のモノが必要になり、結果的に他のモノに影響をおよぼすことになる。

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弱いモノ

大事なモノとそうでないモノは意外とわかりやすいが、強いモノと弱いモノは案外わかりづらい。何による強弱かにもよるが、基本的に強いモノを大事しそうになるが、強いモノはそのままでも問題ないので、弱いモノに目を向けるべきだが、弱いモノは目立たないので見つけにくい。下手をすると、強いモノの中の強弱を見てしまう。弱いモノに目を向けることができたとき、モノの全体像が見えてくる。

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モノに強弱

建築がメインで外構はサブのように主従や強弱をモノ同士につけることで構成を考えるのが普通であったりする。では何に対して主従や強弱をつけるのか。それはモノ同士の関係性に対してではなくて、モノ自体に対してであり、モノ自体に主従や強弱をつけることができる部分がある。

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感覚の中にモノ

空間をアクティビティで捉えようとする試みは昔からある。身体感覚で空間を捉え、その身体感覚の中に建築というモノを見いだす。感覚に中にモノがあることが分かりづらいかもしれないが、モノはどこかで現物以外の側面を持っており、それがモノにさまざまな解釈を生む要因になる。解釈はデザインに通じる。

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空間をモノ

空間をモノにようにあつかうと、モノがもつ現れ方で表現できる。モノは目の前にある状態だけが全てとする考え方と、目の前からは隠れた状態も合わせ持つとする考え方がある。どちらでいくかを決めて取り掛かるのが普通だが、都合よく混在させる方が面白い建築になると考えている。

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