扉をノックする

「この扉があけば・・・」


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先日、万年筆を買いました。

LAMY2000

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、

40年以上前にデザインされて発売されたドイツのメーカーのもの。
バウハウスデザインの流れをくむもの。

自分へのご褒美で、仕事で望んでいた結果が出たので。


きちんとした万年筆を使うのははじめてです。
きちんとしてないというか、おもちゃみたいのは使いましたが、
すぐに使わなくなってしまいました。
特に、ことさらその万年筆でないと、という理由がなかったから。。。


「弘法筆を選ばず」といいますが、普通の人は弘法大師ではないので選びます。


『道具7割。残り1割。全部で8割できれば上出来』

私が何か新しくはじめる時に最初に頭に浮かぶ言葉です。


自分に合った道具を手に入れた瞬間、

自由に表現する扉が開かれたようなもの。

道具を探す行為は表現の扉をノックすることです。


あとは、

その場で普段の自分を出すだけで、人からは秀でたものに見えます。


道具の力を借りてどうする?!

道具が優秀なだけじゃない!


そんな声が聞こえてきそうですが、

どんなに優秀な道具であっても使う人がいなければ、ただの道具。

その道具を使って結果が出たのであれば、

それはその道具を使っている人の実力です。


先のLAMY2000、手に入れてから、

無性に文字が書きたくて仕方がありません。

結果こうしてブログを投稿してます。


だから、

私は道具を選ぶ時には徹底的にこだわります。


何にこだわるか?

1、自分に合うか?

2、今の自分が手に入れることができる範囲で最高のものか?


1、はお話した通り。


2、は最高のものとは金額とは限りません。

むしろ金額より、

道具にもつくり手がいます。


その人やその企業の

想いだったり、能力だったり、技量だったりが

きちんと道具に反映されていて、質の高いものになっているか。


そういう質は伝染します、道具を使う人に。そして、道具を使って出す結果に。


だから、

私は道具にこだわります。


自分が出す結果にこだわるから。


暮らしにおける道具の一つは家です。


自分に合う

今の自分が手に入れることができる範囲で最高のもの


を手に入れた途端、暮らしの質が変わります。


あとは残り1割。

普段の自分で生活すればいいのです。


それだけで今までより豊かな暮らしになります。


家づくりは、こころ豊かな自由な暮らしの扉をノックすること。