人の居場所が流動的になる

人と人がランダムに距離を空けて居場所を確保しようとすると、その軌跡は段々と流動的になる。広場にいる人に向かって上から呼びかけたら、整然と前後左右にまっすぐに並ぶことはないだろう、人によって距離感が違うし、目線の高さも違うし、身体の大きさも違うから、何か目印や目安がないと整然とはいかない。

そして、曲がりはじめる、蛇行しはじめる。身体の向きが揃わない限り、まっすぐにはいかないもので、その身体の向きも微妙にズレるから。

むしろ、曲がったり、蛇行したりする方が自然なのかもしろない、川の流れのように。川の水は流れやすいところを流れるから、まっすぐにはいかず、曲がり蛇行する。それが極端になると三日月湖となり、また川の水が流れやすいところを流れる。

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人同士が多数の中で自分の居場所を確保しようとする時も同じではないかと考え、曲がり、蛇行する軌跡をカウンターとして考えてみた。

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