際立つ造形が自然を想起させる

建築ならば、建築で自然の中にいる心地よさや気持ちよさを表現する、それは決して自然を再現することではなくて、建築のデザインとして表現する。

アアルトの造形は決して自然の形ではないが、自然を想起させる形をしている。結局、人は目から入る自然の景色を自分が判断できるものに還元して認識している。

なので、自然そのものの形もそこに規則性を探し出して見ようとし、アアルトはその規則性を抽出して造形しているような気がする、だから、自然を想起させるのだろう。

アアルトの建築をスケッチすると、アアルトの建築に使われている丸味は結構きつい、丸味が強く、自然の丸味を誇張しているような気がする。それはデザインをする上で意図的に丸味を強調しているのかと考えることもできるが、そうではなくて、より強い丸味は余韻みたいなものを残し、それが伝播していき、自然を想起させることになる。

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それは丸味だけでなく、アアルトの建築に関する造形の全てにいえることで、自然を想起させるために、より人工的に形を際立たせることをしている。

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