四半世紀前の思いつき

カウンターはステンレス鏡面仕上げで、それが折れ曲がり椅子になり、床になり、壁になり周りの風景を写し出す。

そのまま天井になり、空間を包み、同時に屋根になり、建物の構造を兼ねる。

すき間があれば、設備も断熱も施せるから、入れ子状に空間を包みこもうと考えると、カウンターの形状から変わってくる、などと確か学生の時に思いついた案を今計画中の建築に合わせて取り入れてみる。

四半世紀経ってもふと考えることは同じだったりして、ただ違うのはどうやって実現すればいいかがすぐに見当がつくこと。

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