人とつなぐ精神

人は普段、実際の空間と意識の中にある空間の2つを同時に重ね合わせて、目の前に広がる空間を感じでいる。

意識の中にある空間とは、過去にどこかで経験している記憶の中の空間で、例えば、子どもの頃に住んでいた家の部屋であったり、たまたま訪れた旅行先の宿であったり、日常的に利用する商業施設であったりなどするが、原風景と呼ばれるような強く意識に刻まれている記憶も含まれる。

子供の頃に遊んでいた公園を訪れたとしたら、実際に目の前に広がる公園に、子供の頃の記憶に残る公園を重ね合わせて見ている。それを意識せずに無意識にやっており、子供の頃の記憶だから人によって皆違うので、同じ公園を隣り同士で見ていたとしても、隣りの人とは違う公園空間を感じ取っていることになる。

このような、実際のものと意識の中にあるものの2つを同時に重ね合わせて感じ取ることは、空間だけでなく、全てのものについてもいえるかもしれない。

だから、意識の中にある空間であったり、ものであったり、それに付随する言葉も含めて、そこまで対象としてつくろうとする精神が人と空間、人とものをつなぐことになると思う。

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